Chandini Monnappa Nidhi Verma

[17日 ロイター] - インドの大富豪ムケシュ・アンバニ氏率いる複合企業リライアンス・インダストリーズが17日に発表した第1・四半期(4-6月)純利益は、石油化学(O2C)、小売り、通信の各部門が堅調だったため市場予想を上回った。

連結純利益は前年同期比22.4%減の2094億6000万ルピー(21億8000万ドル)だったが、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の1855億ルピーを超えた。

減益は、保有するアジアン・ペインツの株式売却で一時的に利益が膨らんだ前年同期との比較になったという特殊要因のためだ。

今年4-6月は原油価格の高騰、地政学的緊張、サプライチェーンの混乱という逆風に見舞われた中で、リライアンスの多角化された事業の回復力が際立った。

主要3部門は全て業績が上向き、製油事業を含むO2C部門のコア利益は前年同期比で17.2%増加した。

ムケシュ・アンバニ会長は「O2C事業は、中間留分油のスプレッドが過去最高水準となったことや、下流の石油化学製品の利益幅改善に支えられ、当四半期に力強い業績を達成した」と述べた。

通信事業のジオ・プラットフォームズは引き続き主要な成長の原動力となっており、コア利益は15.1%増加、加入者数は5億3300万人に達し、利用者1人当たり平均売上高(ARPU)は215.6ルピーとなった。

投資家が待ち望んでいるのは、インド史上最大規模となる可能性がある最大38億ドル規模のジオ・プラットフォームズの新規株式公開(IPO)だ。アンバニ氏は、同事業がインドのデータ市場での支配力を強め、海外市場にも進出すると約束している。

デジタルサービスと小売りは、リライアンスの営業利益の半分以上を占めた。これとは別に、日用消費財事業の第1・四半期売上高は860億ルピーで、前年同期比2.1%増を記録した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。