[21日 ロイター] - 中国規制当局が人工知能(AI)と半導体技術に関する輸出規制の強化を検討していると、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が21日、2人の関係者の話として報じた。

中国商務省を中心とする規制当局は、中国の先端技術や有望なスタートアップ企業が西側の企業に買収されるのを防ぐ方策について、国内の主要AI・半導体企業と協議を進めているという。

ロイターは今月、中国当局が過去1カ月にわたり大手ハイテク企業と会合を開き、未公開のものも含む中国最先端のAIモデルへの海外からのアクセスを制限する可能性について協議していたと伝えていた。[nL6N4390ON]

FTによると、輸出規制を管轄する商務省は、アリババ、字節跳動(バイトダンス)、新興企業の智譜AI(Zhipu AI)などのハイテク企業とも協議を行い、モデルの学習に不可欠なデータの海外移転を制限することなどについて話し合っているという。

商務省はまた、米クアルコムや台湾TSMCなどの海外半導体メーカーが、ファーウェイ、アリババ、バイトダンスといった中国企業が開発した設計に基づいて先端半導体を製造することを阻止する可能性のある規制について、意見を求めているという。

FTによると、これらの新たな措置は、中国の「輸出禁止・制限技術目録」の次回の改訂に盛り込まれる可能性があり、現在これらの提案が検討中であり、規制当局は最終決定を下す前に業界からのフィードバックを精査しているという。

また、FTによると、エージェント型AIなどの分野における戦略的技術の海外からの取得に対しても、制限が課される可能性があるという。

商務省、バイトダンス、アリババ、智譜、ファーウェイ、クアルコム、TSMCは、ロイターのコメント要請に回答しなかった。

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