[20日 ロイター] - 米国株式市場では主要3指数が続落して取引を終えた。イラン情勢や週内に発表されるハイテク大手の四半期決算を注視する動きとなった。
ハイテク株比率の高いナスダック総合の下げはS&P総合500種やダウ工業株30種より小幅にとどまった。半導体セクターが前週の下落分を一部取り戻したほか、通信サービスや情報技術など成長セクターがエネルギー株とともに上昇した。
今週は第2・四半期の決算発表シーズンが本格化し、アルファベット、テスラ、インテルなど大手企業の決算が予定されている。
チェース・インベストメント・カウンセルのピーター・タズ社長は「誰もが決算シーズンが本格的に動き出すのを待っている」と指摘。ハイテク、エネルギー、消費者関連セクターなどの決算を控え、投資家が「様子見の状態にある」との見方を示した。
一方、イエメンの親イラン武装組織フーシ派は20日、サウジアラビアに対する海上封鎖を実施すると宣言した。米国とイランの紛争において新たな戦端を開き、世界のエネルギー供給と貿易への脅威が拡大する可能性がある。
ただ、イラン高官は仲介国が米国との戦闘の緊張を緩和する提案をイランに伝達したとロイターに明らかにした。6月に正式署名した戦闘終結に向けた覚書を復活させる道を探るため、10日間の停戦を実施する内容だという。
メリルおよびBofAプライベートバンクの市場戦略責任者ジョー・キンラン氏は、投資家はホルムズ海峡の再開につながり原油供給と価格を改善させる可能性のある中東和平に向けたあらゆる取り組みを切望していると指摘。「空爆が減り、対話が増えるといった何らかの解決が得られれば、原油とガソリンの価格は今年前半のような水準まで上昇せず、消費者物価への圧力が幾分和らぐとの期待がある」と述べた。
企業決算では、インテルやテキサス・インスツルメンツなど半導体メーカーに特に注目が集まる。フィラデルフィア半導体指数は前週末17日、6月下旬に付けた過去最高値を20%超下回る水準で取引を終え、弱気相場が確認された。同指数はこの日、一時4%近く上昇したが、終値は0.6%高と上げ幅を縮小した。
個別銘柄ではアップルが約2%下落し、S&P総合500種の最大の押し下げ要因となった。一方、マイクロソフトは最大の押し上げ要因となった。
アルファベットは1.5%高。傘下グーグルが人工知能(AI)の効率改善とコンピューティング能力の制約緩和を狙い、生成AI「ジェミニ」を統合したサーバー用チップを開発しているとの報道が材料視された。
四半期売上高が市場予想を上回ったドミノ・ピザも2.1%上昇した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.72対1の比率で上回った。ナスダックでも1.8対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は155億株。直近20営業日の平均は199億4000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 51839.26 -307.16 -0.59 52154.57 52411.90 51781.90
前営業日終値 52146.42
ナスダック総合 25508.07 -12.17 -0.05 25720.87 25815.60 25501.10
前営業日終値 25520.24
S&P総合500種 7443.28 -14.41 -0.19 7489.18 7513.23 7440.53
前営業日終値 7457.69
ダウ輸送株20種 22457.79 -266.08 -1.17
ダウ公共株15種 1144.29 -4.77 -0.41
フィラデルフィア半導 11743.85 +69.96 +0.60
体
VIX指数 18.65 -0.12 -0.64
S&P一般消費財 1882.84 -7.43 -0.39
S&P素材 624.42 -5.95 -0.94
S&P工業 1507.03 -11.77 -0.77
S&P主要消費財 938.07 -5.13 -0.54
S&P金融 932.09 -3.68 -0.39
S&P不動産 287.90 -1.31 -0.45
S&Pエネルギー 886.10 +4.83 +0.55
S&Pヘルスケア 1856.46 -21.67 -1.15
S&P通信サービス 465.14 +3.41 +0.74
S&P情報技術 6540.37 +6.39 +0.10
S&P公益事業 456.28 -2.43 -0.53
NYSE出来高 12.16億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 65170 + 1110 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 65110 + 1050 大阪比