Idrees Ali
[20日 ロイター] - トランプ米大統領は20日、週末にイランの攻撃で米兵が死亡したことを受け、イランは「代償」を支払うことになると警告し、ヘグセス国防長官と米軍制服組トップのダン・ケイン統合参謀本部議長に指示を出したと明らかにした。
米軍は18日、イランによる攻撃で米兵2人がヨルダンで死亡し、1人が行方不明になっていると発表。米国防総省は20日、ヨルダンの米空軍基地で17日に発生したイランの攻撃で死亡した米兵2人が陸軍所属の19歳と25歳の兵士だったと明らかにした。
トランプ氏は「イランが米兵を殺害するたび、その代償を何倍にもして支払わせる」と自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に投稿。「この指示はヘグセス長官とケイン統合参謀本部議長に伝えた」とした。
トランプ大統領が国防総省に具体的にどのような指示を出したのかは明らかになっていない。ただ、米当局者はロイターに対し、ヨルダンで米兵が死亡した攻撃に先立ち、米軍はすでに戦闘機や空中給油機を含む追加の軍用機を中東地域へ移動させ始めていたと明らかにした。
米国の国家テロ対策センターのジョー・ケント前長官は、米国とイランによる攻撃の応酬が事態の一段のエスカレーションにつながる恐れがあると警告。多くの死傷者を伴う攻撃を受ける前に米軍は直ちに部隊を撤収させ、エスカレーションの連鎖を断ち切らなければならないとXに投稿した。ケント氏は3月までNCTC長官を務めていたが、トランプ政権のイラン方針に抗議して辞任した。