Kanishka Singh Jasper Ward
[ドバイ 18日 ロイター] - イランは18日、米軍による7日連続の攻撃への報復で、ペルシャ湾岸諸国に対する攻撃を実施。米側が作戦終了を発表した後も攻撃が続いており、イランのイスラム革命防衛隊は、湾岸の米同盟国に対するさらなる攻撃を警告した。
米中央軍は、米東部時間17日午後(日本時間18日早朝)に7日連続となるイランへの攻撃を開始し、日本時間18日午前に作戦終了を発表した。監視施設、軍事物流インフラ、地下武器貯蔵庫、海上関連施設を攻撃したとし、「5万人以上の米軍兵士が中東全域で活動しており、引き続き警戒を怠らず、強力な打撃力を維持し、即応体制を整えている」と表明した。
米軍の攻撃を受けて、イランは、バーレーン、カタール、クウェートなど米軍基地が置かれている湾岸諸国への攻撃を発表。サウジアラビアでも、紅海側の主要石油積み出し港があるヤンブーなど少なくとも2カ所で一時、早期警戒情報が発令された。
<イラン、米作戦終了後も攻撃>
イランの攻撃は、米軍の作戦終了後も続いており、特にクウェートやバーレーンが執拗(しつよう)な攻撃を受けている。
クウェートは、イランのドローン攻撃が続いており、クウェート国際空港が閉鎖され、クウェート航空は運航予定を変更すると発表した。電力・水・再生エネルギー省は、発電・淡水化施設で火災が発生し、一部発電設備が稼働停止したと明らかにした。
イランメディアによると、バーレーンの米軍のドローン保管施設や、主要な人工知能(AI)施設が攻撃された。
<攻撃する者に同じ方法で攻撃せよ>
イランの革命防衛隊は「米軍の野蛮な行為を防ぐ国際機関が存在しないため、われわれにはコーランの『あなたを攻撃する者には、同じ方法で攻撃せよ』という教え以外の道はない」とする声明を発表し、地域の米同盟国にさらなる攻撃を警告した。
これに先立ち、イラン最高指導者の顧問モフセン・レザイ氏は、米国がイラン国内に攻撃を行えば、イランは防衛から攻勢に転じる可能性があるとし、米国による攻撃がさらに数日間続けば、イランは全面的な攻勢作戦の段階に移行すると警告した。
双方は、ホルムズ海峡を中心にせめぎ合いを展開する。米中央軍は、イラン港湾封鎖の一環で、これまでに商船4隻の航路を変更し、1隻を航行不能としたと発表。これに対し、イランのイスラム革命防衛隊は、航行規則に違反した船舶4隻をミサイルとドローンで攻撃し、海峡通過を阻止したとしている。イラン国営テレビは18日、イスラム革命防衛隊の発表として、海峡南部の機雷が敷設された海域を通過した2隻の石油タンカーが爆発・炎上したと報じた。米は報道は虚偽だと指摘した。