[ベルリン 17日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が17日発表した5月の製造業受注残高は前月比1.7%増加し、2015年の統計開始以来の最高となった。伸び率も、コロナ禍後のキャッチアップ需要で急増した21年9月以来、最大となった。
けん引したのは機械製造部門で3.3%増加した。
新規受注がなくても既存の受注で生産活動が継続できる期間を示す、受注残の消化期間は8.9カ月に延び、こちらも統計開始以来で最高となった。
ベスマンHAL銀行のチーフエコノミスト、アレクサンダー・クリューガー氏は、厳しい事業環境やエネルギーコストの上昇を挙げ、「連立政権の改革パッケージにもかかわらず、企業は引き続き慎重な姿勢を維持する可能性が高い」と述べた。ドイツ企業の間で生産を海外へ移転する動きが広がっているとも指摘した。
「中東での緊張再燃などもあり、当面は受注が積み上がり続ける可能性が高い」とし、「供給網のボトルネックが生産を妨げている」と語った。