Yantoultra Ngui Kane Wu

[シンガポール/香港 16日 ロイター] - 中国のメモリー半導体最大手、長鑫存儲技術(CXMT)の86億ドル規模の新規株式公開(IPO)に携わっている中国金融6社が、少なくとも4100万ドルの手数料を獲得する見通しとなっていることがCXMTの提出書類で明らかになった。

中国の投資銀行のIPOによる手数料収入は2025年は9億8475万ドルだったが、今年はこれまでに約6億8462万ドルとなっており、通年では前年を上回る見通しだ。ただ、CXMTが支払う手数料率はIPO調達額の0.48%と、26年に入ってからの中国の人民元建て株式市場へのIPOの平均手数料率4.52%を大幅に下回っている。

CXMTは15日に公募株式の申し込みの受付を始めた。同社はスマートフォン、コンピューター、サーバーなどの電子機器に使われるDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)の生産で中国最大手となっている。

CXMTがIPOで86億ドルを調達した場合、中国の人民元建て株式市場へのIPOとしては20年の中芯国際集成電路製造(SMIC)を上回って過去最大となる。

IPOの主幹事会社は、中信建投証券と中国国際金融(CICC)が務めている。6社で他に携わっているのは中国招商証券、国泰海通証券、国元証券、華泰証券子会社の華泰聯合証券。

CICCはコメントを差し控えた。CXMT、中信建投証券、中国招商証券、国泰海通証券、国元証券、華泰聯合証券はコメントの要請に応じなかった。

LSEGのデータによると、22年から26年早期にかけての中国の人民元建て株式市場へのIPO手数料収入ランキングで中信建投証券、CICC、国泰海通証券、華泰証券が上位5社に入った。中国招商証券は9位だった。

IPO規模が245億元となった華潤新能源の深セン証券取引所への今月2日の上場では、0.65%の手数料を支払った。

米国では宇宙関連企業スペースXの6月のIPOが過去最高となる750億ドルを付け、調達額の0.67%に相当する5億ドルの手数料を支払った。一方、韓国の半導体大手SKハイニックスは先週、米国預託証券(ADR)を発行して265億ドルを調達し、手数料として約0.97%相当を支払った。

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