[ベイルート/ドバイ 17日 ロイター] - 米軍が連日、イランを攻撃する中、イランの反撃も激しくなっている。米軍が6夜連続で攻撃したのに対抗し、イランは初めてシリアの施設を攻撃したと発表した。
米軍は16日、6夜連続となる攻撃でホルムズ海峡に位置するケシム島などを攻撃した。イランの国営メディアなどによると、南東部のイランシャール、沿岸部バンダルハミルの橋や鉄道駅が攻撃され、7人が死亡した。
イラン軍は17日早朝、バーレーンとクウェートの米軍施設を攻撃したと発表。ヨルダンの空軍基地やカタールも攻撃された。
その後、イスラム革命防衛隊は、国営メディアを通じ、イランシャールで同国の兵士が殺害されたことへの報復として、シリアのアルタンフにある米軍の特別作戦司令センターを攻撃したと明らかにした。ホルムズ海峡はイランが完全に掌握していると改めて主張し、米国の攻撃が続く限り同海峡を通じた石油やガスの輸出は行われないと表明した。
アルタンフはシリア、ヨルダン、イラクの3カ国国境が交わる地点に位置する。ただ米軍は2月、アルタンフ基地からの撤退を完了したと発表していた。
イランによるシリアでの直接攻撃は初めて。シリアのシャラア暫定大統領は3月、自国が攻撃を受けない限り、いかなる紛争にも関与しないと表明していた。シリアの軍関係者はロイターに対し、イランがアルタンフ付近を攻撃したが、基地自体には命中しなかったとし、死者や物的被害もなかったと明らかにした。