Hyeyoon Cho
[ソウル 17日 ロイター] - 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は17日、米国主導の海上演習に参加した韓国を「傀儡(かいらい)」と非難し、地域で「予測不能な事態の悪化」を招いた場合、韓国と米国が責任を負うことになると主張した。
KCNAによる論評は、先週ハワイで実施された環太平洋合同演習(リムパック)を受けたもの。この演習では韓国海軍が初めて海上部隊を指揮した。
リムパックは世界最大規模の国際海上演習と位置付けられ、2年ごとに開催されている。ウェブサイトによると、今年は日本、カナダ、オーストラリアを含む約30カ国が参加した。
KCNAは、最近の日韓の軍事協力や韓国と北大西洋条約機構(NATO)との関係の強化に触れ、「軍事的結託がますます公然化している」中で「韓国の傀儡軍が主要な構成要素として参加した」と非難した。
北朝鮮が韓国を指して「傀儡」という表現を用いたのは、昨年4月に韓国空軍の訓練中に航空機に搭載されていた燃料タンクと外付けされた機関砲ユニットが脱落し、江原道の山岳地帯に落下する事故があって以来約1年3カ月ぶりとなる。
KCNAはまた、リムパックは「仮想の敵を想定した定例演習」ではなく、インド太平洋地域の国々を標的とした米国とその同盟国による戦争示威行為だと指摘。
「これら全ての事実は、どの勢力が実際に世界の平和と安全保障の基盤を揺るがしているかを示しており、事前に予測されなければ朝鮮半島とこの地域で望ましくない事態が起こる可能性を予兆している」と主張した。