Mayu Sakoda

[東京 17日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比4.4%(2939円06銭)安の6万3896円48銭となった。米国市場の半導体株安を嫌気し、東京市場でも人工知能(AI)や半導体関連株を中心に幅広く売りが広がった。中東情勢への警戒感も重しとなり、日経平均は前場の安値で取引を終えた。

・日経平均は続落して寄り付いた後も、前場を通して下げ幅を拡大する展開に。

・日経平均と連動性を強める韓国市場が休場となる中、前日の米国市場で米フィラデルフィア半導体指数(SOX)が4%超下落した流れや、時間外取引での米株先物指数の軟調な値動きを意識。

・米中央軍がイランへの新たな攻撃を開始したと発表したことを受け、中東情勢への警戒感が投資家心理の重しに。

・TOPIXは2.61%安の3923.45ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は5兆6472億0800万円。

・東証33業種では、値上がりは海運、小売り、水産・農林など12業種、値下がりは非鉄金属、電気機器、金属製品、ガラス・土石製品など21業種だった。

・キオクシアホールディングスは15%超安で東証プライム市場の値下がり率トップ。米国市場でサンディスクなどのメモリー株が大幅安となった流れを引き継いだ。

・そのほか主力株では、アドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループが8─10%超安。半面、ファーストリテイリングは1%超高、コナミグループは3%超高としっかり。

・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが608銘柄(39%)、値下がりは923銘柄(59%)、変わらずは27銘柄(1%)。

<T&Dアセットマネジメント チーフ・スト​ラテジスト兼ファンドマネージャー 浪岡宏氏>

「半導体関連企業の決算内容は総じて底堅いものの、市場の期待が高かっただけに、レバレッジをかけていた投資家の巻き戻しが進み、急速な売りが広がっている」

「日経平均が、このところ意識されていた25日移動平均線を下回ったことも、投資家心理の重しとなっている」

「米ハイテク企業の決算で設備投資の底堅さが確認されれば、相場反転のきっかけとなる可能性がある」

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