[16日 ロイター] - 米国で数千人が発症したサイクロスポラ症を巡り、当局はヤム・ブランズ傘下のレストランチェーン「タコベル」の店舗にカリフォルニア州のテイラー・ファームズが納入していた千切りレタスが汚染源の可能性があると特定した。米紙ワシントン・ポスト(WP)が16日、調査に詳しい関係者2人の話として報じた。
5月1日に始まった流行はミシガン州に集中しており、オハイオ州とニューヨーク州でも多数の感染が報告されている。ミシガン州の保健当局は16日、感染者数が4312人に上ると発表した。
WPによると、米疾病対策センター(CDC)は今週、ミシガン、オハイオ、ウェストバージニア、ケンタッキーの各州で報告された症例の間に関連性がある可能性を確認したと明らかにし、感染の多くが共通の感染源に起因する可能性があることを示唆した。
タコベルは今週、予防措置として一部の店舗で特定の食材の使用を中止したとした上で、米保健当局は同チェーンと今回の集団感染との関連性を確認していないと述べていた。
ヤム・ブランズとテイラー・ファームズはロイターのコメント要請に直ちには応じなかった。米食品医薬品局(FDA)を所管する米厚生省もコメント要請に応じていない。
一方、ブルームバーグはFDAが近く、ミシガン、オハイオ、ウェストバージニア、ケンタッキー、インディアナの各州のタコベル店舗で千切りレタスを避けるよう消費者に勧告する見通しだと報じた。
サイクロスポラ症は寄生虫による腸管感染症で、下痢や吐き気などの消化器症状を引き起こす。CDCによると、糞便で汚染された食品(一般的に生の果物・野菜)や水を摂取することで感染する可能性がある。