Lisa Richwine
[ロサンゼルス 16日 ロイター] - 米動画配信サービス大手ネットフリックスは16日、第3・四半期(7─9月)の売上高と利益が市場予想を下回るとの見通しを示した。新たな成長分野を模索する中、エンゲージメント(視聴時間)に関する情報開示頻度を縮小する方針も明らかにした。同社の株価は時間外取引で約8%下落した。
ネットフリックスは、7─9月期の売上高は128億6000万ドル、希薄化後の1株当たり利益(EPS)は0.82ドルと予想。LSEGがまとめたアナリスト予想の130億ドル、0.84ドルをそれぞれ下回った。
調査会社PPフォーサイトのアナリスト、パオロ・ペスカトーレ氏は、第3・四半期見通しについて「事業の急激な悪化というよりも、経営陣の慎重姿勢と、成長曲線が自然と成熟局面に入りつつあることを反映しているようだ」と指摘。「同社は依然として堅調だが、成長ペースはより安定した段階に移行しつつある。市場が常に高い期待を寄せていることを考えると、失敗が許される余地はかなり小さくなっているという見方を裏付ける」と述べた。
同社はまた、視聴時間に関するエンゲージメントレポートの発行頻度を現在の年2回から、2027年1月から年1回に減らすと発表。「売上高と営業利益という主要な財務指標に引き続き注力するため」と説明した。同社は25年に四半期ごとの新規加入者数の公表を停止している。
同社は、エンゲージメントは「健全」で、上半期の視聴時間は前年同期の1.5%増から2%増に伸びたと明らかにした。
併せて発表した第2・四半期決算は、売上高が125億6000万ドル、EPSが0.80ドルと、アナリスト予想とほぼ一致した。