Stephen Culp
[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米国株式市場は反落。半導体株の下げが相場を圧迫し、一連の底堅い指標や企業の好決算による押し上げ効果を相殺した。
S&P総合500種の11業種では情報技術が1.8%下落した。半導体指数が4.3%安となり、同セクターと市場全体の重しとなった。
半導体株の日々の値動きが、米主要株価指数、とりわけハイテク比率の高いナスダック総合の全体的な動きを左右する傾向が一段と強まっている。
マーフィー・アンド・シルベストのシニア資産アドバイザー兼市場ストラテジスト、ポール・ノルテ氏は「これはひとえにS&P500における半導体株のウエートに起因する」と指摘。「3─4年前は8%だったが、今では20%を超えている。半導体以外の相場は堅調だ」と述べた。
半導体需要の指標となる台湾積体電路製造(TSMC)の四半期利益が77%増加したにもかかわらず半導体株が軟調だったことは、年初来70%近く上昇している同セクターへの期待の高さを示す。TSMCの米上場株は2.3%下落した。
メモリー半導体メーカーが下げを主導し、サンディスク、ウエスタンデジタル、シーゲイト・テクノロジー、インテルは5.8─12.6%安となった。
ダウ工業株30種の下げは、医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループが1.2%上昇したことで一部相殺された。同社は市場予想を上回る四半期利益を計上し、2026年の見通しを引き上げた。
ヘルスケア株は2.2%上昇した。
ユナイテッド航空は1.8%安。原油価格の高騰が業績見通しの重しとなった。
GEエアロスペースは26年の利益見通しを引き上げたにもかかわらず、株価は4.1%下落した。
この日発表された一連の経済指標では、底堅いコア小売売上高、失業保険申請件数の減少、北東部の製造業活動の拡大が示された。
米国とイランは空爆の応酬を続けた。ただ、イランが米国人1人を解放したことは、双方が全面戦争の再開を回避する道が残されていることを示唆した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.08対1の比率で上回った。ナスダックでも1.64対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は171億9000万株。直近20営業日の平均は211億9000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 52552.9 -105.6 -0.20 52924.8 52924. 52367.4
7 7 6 86 2
前営業日終値 52658.6
4
ナスダック総合 25881.9 -387.2 -1.47 26155.4 26165. 25765.4
5 8 1 37 5
前営業日終値 26269.2
3
S&P総合500種 7533.77 -38.63 -0.51 7558.80 7570.7 7504.02
4
前営業日終値 7572.40
ダウ輸送株20種 22826.6 +715.2 +3.23
0 0
ダウ公共株15種 1153.08 +8.39 +0.73
フィラデルフィア半導体 11867.5 -531.3 -4.29
0 9
VIX指数 16.73 +1.06 +6.76
S&P一般消費財 1920.58 -5.64 -0.29
S&P素材 635.87 +2.95 +0.47
S&P工業 1524.89 +0.87 +0.06
S&P主要消費財 950.54 +26.82 +2.90
S&P金融 944.33 +3.81 +0.40
S&P不動産 289.24 +5.94 +2.10
S&Pエネルギー 871.17 +8.60 +1.00
S&Pヘルスケア 1886.34 +40.77 +2.21
S&P通信サービス 472.97 -13.85 -2.85
S&P情報技術 6607.03 -119.0 -1.77
7
S&P公益事業 462.05 +2.59 +0.56
NYSE出来高 13.38億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 66080 - 760 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 66040 - 800 大阪比