[ワシントン 16日 ロイター] - 米カンザスシティー地区連銀のシュミッド総裁は16日、足元のインフレ率が連邦準備理事会(FRB)の目標である2%の約2倍の水準で推移していることは「懸念すべき」との見方を示した。インフレは幅広い財(モノ)やサービスにわたって根強く続いており、労働市場が安定を維持する中で、依然として金融政策の焦点であるとの認識を示した。
シュミッド氏はネブラスカ州の経済フォーラムでの講演原稿で、利上げ支持を明言することは避けつつも、足元のインフレの高止まりに懸念を示した。インフレ高進は、原油価格の高騰といった一時的な要因によるもので自然に収束するとの見方には同意しないとし、「インフレショックは本質的に一過性のものではない」と述べた。
また、今週発表されたインフレ指標が足元の原油価格の下落を受けて鈍化したことに関しては、「単一のデータを過度に重視するのは時期尚早だ」と指摘。「原油価格が再上昇している中で、エネルギー価格の軟化がどれほど持続するかは不透明だ」と語った。
シュミッド氏は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を持たない。