Atsuko Aoyama

[東京 16日 ロイター] -

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 162.14/162.18 1.1462/1.1465 185.89/185.90

午前9時現在 162.05/162.10 1.1467/1.1473 185.90/185.91

NY午後5時 162.19/162.20 1.1463/1.1464 185.90/185.95

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤に比べてほぼ横ばいの162円前半で推移している。米国の物価指標を受けて利上げ観測が後退したが、ドル売りと円売りが交錯。クロス円は円売り方向で、円の弱さが浮き彫りになっているとの指摘も聞かれた。イベント一巡で次の材料を模索する中で膠着感が強まり、これまでのドル/円の値幅は上下に15銭にとどまっている。

ドルは朝方から162円前半で膠着した相場が続いた。このところドル/円相場は162円前半を中心に狭い範囲のレンジ取引となっているものの、ユーロやポンド、豪ドルなどに対しての円売りは進んでいる。円は対ポンドで前日、1ポンド=219円前半と2008年1月以来の安値を付けていた。

円の相対的な弱さが目立つ背景として、財政政策や日銀の独立性への懸念を挙げる声が多い。ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長は前日までの議会証言で物価安定を重視する考えを表明、中銀の独立性を堅持する姿勢もにじませており、相対的に見た日銀の独立性は「見劣りする」(国内銀行の為替ディーラー)との声が聞かれた。

ウォーシュ議長は15日、FRBの独立性を巡り、トランプ大統領から不適切な要求を受けたことはないとし、仮にそのような要求があったとしても応じることはないとの考えを示した。

英国ではフィナンシャル・タイムズ(FT)が15日、アンディ・バーナム英下院議員(労働党)が首相就任時、財務相に財政規律重視派とみられているシャバナ・マフムード内相を指名する見通しだと報じ、ポンドの支援材料となった。一方、日銀の独立性だけでなく財政懸念もくすぶる「円の弱さの広がりが意識されている」(三井住友銀行の鈴木浩史チーフ為替ストラテジスト)との見方がある。

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