Dan Peleschuk
[キーウ 15日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、辞任したスビリデンコ首相の後任として、国営エネルギー会社ナフトガスのセルヒー・コレツキー最高経営責任者(CEO)を支持すると表明した。また、議員らによると、ロシアとの戦争が重要な局面を迎える中、国防相も交代させる方針という。
ゼレンスキー氏は12日、スビリデンコ首相を就任からわずか1年で交代させる考えを表明。スビリデンコ氏は最高会議(議会)に辞表を提出し、内閣は総辞職した。首相の後任人事について16日に採決が行われる見通しになっている。
ゼレンスキー氏はこれまでのところ「指導部を刷新する」と述べる以外、首相交代の理由を詳しく説明していないが、この日、キーウで記者団に対し、ウクライナの最優先課題は来たる冬への備えだとして、国営エネルギー会社を率いるコレツキー氏が首相に最もふさわしいとの考えを示した。
内閣改造を巡ってはフェドロフ国防相が続投するか注目されているが、議員らはゼレンスキー氏との会談後、交流サイト(SNS)への投稿で、クリメンコ内相が国防相に起用されるとの見通しを示した。クリメンコ氏は2023年から内相を務めている。
フェドロフ氏はテレグラムへの投稿で、ウクライナに奉仕できたことは「大きな名誉」だったと述べ、ドローン(無人機)への投資や調達体制の刷新といった成果に触れた上で、今後達成すべき目標として「国防省を北大西洋条約機構(NATO)の基準に沿った形へと変革すること」などを挙げた。
フェドロフ氏に別のポストが提示されるかは現時点で明らかになっていない。同氏は35歳のテクノロジー専門家。国防相就任から6カ月間、兵力面で劣勢に立つウクライナ軍を改革する取り組みを主導してきた。
一方、議会外交委員会委員長であり、ゼレンスキー氏の政党のメンバーでもあるオレクサンドル・メレシュコ氏は、失望の意を表明。SNSに「フェドロフ氏は国際パートナーの間で非常に尊敬されている」と投稿し、「彼の名前は国防省内における真の改革期待と結びついていた」と述べた。