[15日 ロイター] - 米金融大手モルガン・スタンレーが15日発表した第2・四半期(4─6月期)決算は、利益が市場予想を上回った。取引活動の活発化を背景に収入は過去最高を記録し、市場のボラティリティー拡大が投資銀行部門のトレーディング収入を過去最高に押し上げた。

第2・四半期の投資銀行部門の純利益は55億8000万ドル(1株当たり3.46ドル)と、前年同期の35億4000万ドル(同2.13ドル)から増加した。LSEGがまとめたアナリスト予想は1株当たり2.94ドルだった。

純収入は過去最高の213億5000万ドルで、アナリスト予想の196億4000万ドルを上回った。

株式部門の収入は前年同期比69%増の63億ドルと、過去最高を記録した。米国とイランの対立で原油価格が急騰するなど、世界市場が混乱に見舞われる中、顧客の取引が拡大した。

投資銀行部門の収入は、IPO引き受けやM&Aアドバイザリー手数料の増加に押し上げられ、58%増の24億4000万ドルとなった。大型案件がけん引し、今年上半期に発表された合併・買収(M&A)の総額は2兆8000億ドルに達し、LSEGが1980年に統計を開始して以来、上半期としては過去最高となった。

テッド・ピック最高経営責任者(CEO)は決算説明会で、特定分野や地域でのシェア拡大につながる買収対象を引き続き探しているが、買収案件を見つけるハードルは高いと語った。

また同行は、資産運用・ウェルスマネジメント事業で長年の目標であった運用資産10兆ドルの大台を達成した。第2・四半期に新規株式公開(IPO)を実施した企業の従業員が得た流動性が寄与した。

シャロン・イェシャヤ最高財務責任者(CFO)は電話インタビューで「新規純資産1480億ドルのうち、半分以上はIPOに伴う株式報酬制度からの資金流入によるものだ」と語った。

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