[ジャカルタ 13日 ロイター] - 格付け会社S&Pグローバル・レーティングは13日、インドネシアのソブリン格付けを投資適格級の長期「BBB」、短期「A―2」に据え置いた。プラボウォ政権下での財政圧力が一時的であり、コモディティー価格の上昇や歳出削減によって相殺される可能性があるとの見方を示した。

一方ムーディーズ・レーティングスは2月、フィッチ・レーティングスは3月にそれぞれ、インドネシアのソブリン格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げている。

S&Pは資源分野からの歳入と、輸出収入を拡大するためのインドネシアの政策も、長期的には歳入を押し上げ、格付け見通しを下支えするはずだと指摘。その上で「安定的な見通しは、政府が年間3%の財政赤字上限を引き続き重要な政策の指針とみなしている私たちの予想も反映している」と説明した。

また赤字を法定上限以下に抑えるために大幅な歳出削減に踏み込むなど、必要に応じて予算を柔軟に調整できるようにした政府の対応力も評価した。

インドネシア政府とインドネシア中央銀行はS&Pの格付けについて、堅実な財政・金融政策の調和に支えられた同国の経済運営に対する世界的な投資家の信頼を反映したものだとのコメントを発表した。

中銀のデストリー・ダマヤンティ上級副総裁はロイターに対し、とりわけ投資家からの信頼感が高まっていることを踏まえると、インドネシアの通貨ルピアの相場には大幅な上昇余地があると語った。

ルピアはこの数日間、7月に対ドルで付けた過去最安記録の約1万8000ルピア付近で推移している。

シンガポールのSGMCキャピタルのファンドマネージャー、モヒット・ミルプリ氏は「油断する時期ではないものの、これは1つの成果だと捉えている。今年下半期には政策改革と財政規律がより明確になり、信頼感のさらなる回復を下支えすると引き続き期待している」とコメントした。

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