Nivedita Balu

[トロント 13日 ロイター] - カナダ金融機関監督庁(OSFI)は4月29日に国内大手金融機関に電子メールを送信し、米アンソロピックの「クロード・ミュトス」をはじめとする先端人工知能(AI)モデルの利用について、サイバー攻撃の脅威が増し、金融機関はこれまでより短時間で脆弱性を特定・修正する必要に迫られるリスクがあると警告した。

ロイターが情報公開請求を通じて入手した文書によると、電子メールは大手銀行や保険会社を含む金融業界全体の最高技術責任者(CTO)、最高情報セキュリティー責任者(CISO)、最高リスク責任者(CRO)に送られた。

OSFIがミュトスのリスクを認めたことで、カナダの規制対象金融機関は、顧客をサイバーリスクから守るための技術投資を確実に行うことになる可能性がある。

OSFIはロイターの質問に対する電子メールでの回答で「OSFIはミュトスのような高度なAIモデルを含む新興技術に対して、技術的に中立でリスクに焦点を当てたアプローチをとっている。当庁の焦点は技術そのものではなく、連邦政府の規制下にある金融機関が、その利用に関連するリスクをどのように統治し、管理するかにある」と説明した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。