Wayne Cole Lucy Craymer

[ウェリントン 14日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)チーフエコノミストのコンウェイ氏は14日、原油価格上昇によるインフレ圧力で物価期待が上振れするリスクがあり、追加利上げが必要になる可能性があると警告した。

経済団体での講演で、企業は中東紛争に起因するコスト増を転嫁する圧力にさらされており、インフレがより持続的になる恐れがあると指摘した。

「価格設定行動が今後どう変化するかは大きな不確実性だ」とした上で、「中東紛争に起因するインフレ圧力が予想以上に持続的なものになれば、われわれは対応する」と述べた。

NZ中銀は先週、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げて2.5%とした。利上げは約3年ぶり。

コンウェイ氏は「金融政策委員会は先週、インフレが依然として目標を上回り、経済活動も強まる見通しであることから、金融緩和のさらなる縮小がいくらか必要になる可能性が高いと指摘した」と述べた。

同氏はこれについて、委員会は「引き締めスタンスへの移行について述べているのではなく、金融緩和度合いを慎重に調整しながら縮小することについて述べている」と説明。

「中立水準へと徐々に戻し、その過程で中立がどこにあるかを見極めていくと考えてほしい」と語った。ただ、中東紛争に起因するインフレ圧力が比較的長期化することが判明すれば対応するとした。

コンウェイ氏はさらに、NZの潜在成長率が理想的な水準ほど力強くなく、物価上昇も根強いことから、「インフレを2%に戻す上で、金融政策にとってより難しい環境になっている」と述べた。

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