David Morgan Richard Cowan
[ワシントン 13日 ロイター] - 米南部サウスカロライナ州のマクマスター知事(共和党)は13日、死去したリンゼー・グラム上院議員(共和党)の暫定的な後任として、妹のダーリーン・グラム・ノルドーン氏を上院議員に任命した。ノルドーン氏は今週中にも就任宣誓を行う見通しで、共和党は上院で53対47の多数派を維持する。
グラム氏は11日夜に心疾患のため死去した。ウクライナ訪問から帰国した直後の急死で、同じく共和党重鎮で病気療養中のマコネル上院議員も欠席していることから、議会運営に影を落としている。
共和党は上院で53議席を有するが、グラム氏の死去とマコネル氏の長期欠席により実質的に51議席体制となっているためで、国防関連法案や対ロシア追加制裁法案、失効した外国情報監視法(FISA)関連制度の再承認、人事承認案件などの審議に影響が及ぶ可能性がある。
マクマスター知事は州都コロンビアにおける記者会見で「グラム氏はサウスカロライナ州が生んだ最も偉大な人物の1人だ。妹のダーリーン(ノルドーン氏)に兄の仕事を引き継いでもらう」と述べた。
ノルドーン氏は「リンゼーはいつも私を支えてくれた。今度は私が兄のために務めを果たしたい」と語った。
ノルドーン氏の任期は来年1月初旬まで。正式な後任を選ぶためにサウスカロライナ州共和党は8月11日に予備選挙を実施し、過半数獲得者がいない場合は同25日に決選投票を行う。共和党候補は11月の本選で民主党のアニー・アンドルーズ氏と対決する。
一方マコネル氏は12日、転倒後に入院し軽い肺炎を発症したものの、現在はリハビリ施設に移ったと説明。「できるだけ早く上院に復帰したい」との声明を発表した。