Stephen Culp

[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米国株式市場は反落。トランプ米大統領がイランに対する海上封鎖を再開すると表明したことを受けて原油価格が急騰し、リスク選好が後退した。ハイテク株が売られ、相場全体の下げを主導した。

投資家は、企業決算や経済指標、ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言が相次ぐ波乱含みの週を控えて身構えた。

主要株価3指数では、ハイテク株比率の高いナスダック総合が下げを主導し、S&P総合500種が続いた。ダウ工業株30種の下げは、エネルギー株の上昇によって抑制された。

グローバルトのシニアポートフォリオマネジャー、トーマス・マーティン氏は「(株式は)主に半導体主導で、5月末に高値を付けた」とし、「これほど速く、大きく動けば、この勢いはどこまで持続可能なのかという疑問が当然出てくる」と指摘。

さらに「相場が割安なら話は別だ。今はクッション(緩衝材)が少なく、依然として多くの不確実性が残っている」と述べた。

ここ数カ月続く人工知能(AI)ブームの中、半導体株は上昇局面でも下落局面でも相場をリードする傾向がある。フィラデルフィア半導体指数がアンダーパフォームし、構成銘柄のサンディスク、マーベル・テクノロジー、インテルは6.1─12.6%下落した。

韓国の半導体大手SKハイニックスの米国上場株は9.3%下落。ナスダック上場初日となった10日には12%超上昇していた。

米国とイランは週末に大規模な攻撃の応酬を繰り広げ、その規模と範囲は急激に拡大した。これを受けてトランプ氏はイランの港湾に対する海上封鎖を再開。和平交渉の先行きに対する懸念が高まった。

ウォーシュFRB議長は14─15日に就任後初めて議会で半期に一度の証言を行う。米国とイランの戦争によるインフレへの影響やFRBの今後の対応について質問を受けることになる。

LSEGのデータによると、市場は年末までに少なくとも1回の0.25%ポイント利上げを織り込んでいる。

S&P総合500種の主要11業種では、情報技術の下落率が最大となる一方、エネルギーが上昇率トップだった。

金融大手のバンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴはいずれも14日に四半期決算を発表する予定で、第2・四半期決算シーズンの事実上の幕開けとなる。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.63対1の比率で上回った。ナスダックでも2対1で値下がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は159億1000万株。直近20営業日の平均は218億3000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 52498.64 -138.37 -0.26 52676.53 52846.5 52351.12

1

前営業日終値 52637.01

ナスダック総合 25873.18 -408.43 -1.55 26088.31 26139.3 25822.10

7

前営業日終値 26281.61

S&P総合500種 7515.34 -60.05 -0.79 7547.53 7565.37 7506.41

前営業日終値 7575.39

ダウ輸送株20種 22210.75 +32.89 +0.15

ダウ公共株15種 1157.71 +7.75 +0.67

フィラデルフィア半導体 12347.78 -619.38 -4.78

VIX指数 17.16 +2.13 +14.1

7

S&P一般消費財 1900.89 -13.91 -0.73

S&P素材 633.94 -5.08 -0.79

S&P工業 1526.16 -13.63 -0.89

S&P主要消費財 935.68 +5.50 +0.59

S&P金融 932.44 +5.64 +0.61

S&P不動産 284.23 +1.41 +0.50

S&Pエネルギー 866.12 +26.54 +3.16

S&Pヘルスケア 1881.46 +4.70 +0.25

S&P通信サービス 468.37 -4.61 -0.98

S&P情報技術 6650.04 -140.66 -2.07

S&P公益事業 464.24 +3.11 +0.67

NYSE出来高 12.55億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 67430 + 170 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 67375 + 115 大阪比

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