革命防衛隊との密接な関係
モジタバ師の不在はイラン国民を苛立たせ始めており、ロイターがここ数週間に取材した20人余りの国民が、イラン政治に関する会話の中で懸念を口にしている。
首都テヘランの教師(51)は「最高指導者の不在は、特に前指導者の埋葬後は国内に不確実性と無秩序をもたらす」と語った。
最高指導者の役割は他のほとんどの国家元首とは異なり、イランの公式なイデオロギーでは、その職にある者は9世紀に姿を消したイスラム教シーア派の第12代イマームの地上における代理人とみなされる。
モジタバ師がこの役割をどう担うのかはまだ分からない。初代指導者のホメイニ師は、革命のカリスマ的な父であり、イランで最も尊敬される宗教学者で、その不可侵の地位と鋭い形相は絶対的な服従を呼び起こした。
ホメイニ師の後継者となったハメネイ師は、指導者に任命された当時は大統領だったが、特に高位の宗教的人物とはみなされず、当初はホメイニ師ほどの権威を欠いていた。
しかし37年間にわたる指導者としての任期を通じてライバルを出し抜き、革命防衛隊の支援を受けて、国の政治生活のほぼ全ての側面に絶対的な命令権を確立した。
モジタバ師もまた宗教的な経歴に欠けているほか、父とは違って自身が強力な政治的人物だったわけではない。その代わりに父の広大な事務所と、国中に広がる人脈のネットワークを管理し、革命防衛隊と密接な関係を築いてきた。
モジタバ師の見解や権威性、能力は依然として未知数だが、いずれにしても新たな統治体制において革命防衛隊が中心的な役割を果たし続ける公算が大きい。
断続的な停戦状態にありながら依然として紛争のさなかにあり、経済は制裁によって首を絞められ、国内では1月に起きたような大規模な騒乱が再発する可能性を抱える中で、イランはリーダーが依然として実体不明の存在となっている。

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