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[バンコク 13日 ロイター] - タイの首都バンコクにあるパブで爆発を伴う火災が発生し、27人が死亡した。、負傷者は73人で、うち25人が重体となっている。アヌティン首相ら当局者が13日明らかにした。警察は非常口の一部がふさがれていた可能性を含め、過失の有無を調べている。

火災は現地時間12日午後11時57分(日本時間13日午前1時57分)に発生した。ロイターが検証した交流サイト(SNS)上の動画には、パブから立ち上る黒煙と悲鳴を上げて逃げ出す客、出入り口から噴き出す激しい炎が映っていた。

現場を訪れたアヌティン首相は「27人の遺体を収容し、他の人々は病院に搬送されている」と述べた。アヌティン氏は生存者の証言に基づき、パブでは火災発生後、急速に煙が充満し、多くの人が店の奥にあるトイレ付近に逃げたが、非常口の明確な表示はなかったと説明した。

現場にいたバンドのメンバーは地元メディアに対し、照明が一瞬消えた後に突然店内が煙で充満し、続いて大規模な爆発と火災が起きたと語った。

防災当局は、初期の調査では天井の空調機の電気系統のショートが火災の原因となった可能性があるとの見方を示した。一方、警察は非常口の不備や電気配線の過負荷、音響効果を高めるための改装で可燃性の資材が使われていた可能性を指摘した。

キティラット国家警察長官は記者団に「現時点で警察は過失があったとの見方を捜査の基本方針としている」と述べた。

市当局は4月に同パブを検査した際には、非常口や非常口誘導標識、消火器が設置されていたと明らかにした。バンコク都当局はパブの天井素材や装飾、屋内設備を調査するとともに、テーブルなどが非常口をふさいでいた可能性についても調べる方針を示した。

バンコク都のチャチャート知事は記者団に対し、「非常口は2カ所あり、1カ所は厨房の近くにあるが、ビール箱が障害物になっていた。もう1カ所の非常口の前にもテーブルが置かれていた」と述べ、現在、鑑識による検証を進めていると明らかにした。

タイでは近年、娯楽施設での火災が相次いでいる。防火検査は行われているものの、経営者側が安全基準を常に順守しているとは限らないのが現状だ。2022年には東部チョンブリのナイトクラブの火災で少なくとも13人が死亡した。09年にはバンコクのクラブでの新年パーティー中に火災が発生し65人が死亡した。

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