[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は9日、中東での紛争が再燃したものの、年内にエネルギー価格が持続的に上昇することはないとの見方を示した。
ウィリアムズ総裁は同連銀主催の会議で「市場は依然として、今後6─12カ月で原油価格が下落すると予想している。これはかなり妥当な基本シナリオだと思う」と指摘。その上で「エネルギー価格はピーク近辺に達した後、徐々に低下していく可能性が高いというのが私の基本的な見方だ」と述べた。
また、インフレ率は依然として「高すぎる」とし、金融政策ではエネルギー価格がインフレに与える影響に注目していると説明。米連邦準備理事会(FRB)はインフレを巡るシナリオを積極的に議論しているとし、「金融政策がデータにどう反応するかを見守る必要がある」と述べた。
さらに、人工知能(AI)投資はインフレの押し上げ要因になるとしつつ、長期的にはプラスの供給ショックになるとの見方を示唆。その上で、基本シナリオではAIの幅広い利用が生産性を押し上げると見込んでいると述べた。