Anuja Bharat Mistry Alexander Marrow
[9日 ロイター] - 米食品・飲料大手ペプシコが9日発表した第2・四半期決算は、売上高が市場予想を上回った。プレバイオティクス炭酸飲料、ゼロシュガー飲料、プロテインスナックへの需要が、圧迫される家計の影響で低調だった北米食品部門の売り上げを補った。
中東紛争の影響で下半期には包装・物流費のインフレ加速を予想している。ただスティーブ・シュミット最高財務責任者(CFO)は、昨年支払った関税の還付や生産性向上による節減が打撃の緩和につながるとの見方を示した。
ペプシコは価格志向の消費者を呼び戻すため、北米でスナック菓子「レイズ」や「ドリトス」などのブランドを値下げしている。根強いインフレ懸念の中、消費者はより安価な代替品や小容量パックへの移行を強めている。
ラモン・ラグアルタ最高経営責任者(CEO)は声明で「インフレ圧力の高まりで消費者の財布が引き締まり、米国での食品・飲料部門の業績が鈍化したため、四半期業績は抑制された」と述べた
ペプシコは、健康的な食生活への嗜好の高まりに対応し、ブランドの刷新や、人工着色料・香料を使わない商品の投入を進めている。糖分を抑えた「ゲータレード・ローシュガー」や、プロテインが豊富な粉末飲料「プロペル」やスナック「クエーカー・プロテイン・ライスクリスプ」などだ。
CFOによると、北米の食品部門の売上高は主に正味価格の低下により2%減少した。
通期の業績予想は据え置いたものの、2026年度の既存事業売上高について2─4%の伸びを見込んでいる。為替変動の影響を除いたコア1株利益は4─6%増加すると予想している。
第2・四半期売上高は前年同期比6.4%増の241億8000万ドル。LSEGのデータによると、アナリスト予想は5.4%増の239億5000万ドルだった。
1株当たりコア利益は2.20ドルと、前年同期の2.12ドルから増加した。
ペプシコは2026年度の既存事業売上高について2─4%の伸びを見込んでいる。為替変動の影響を除いたコア1株利益は4─6%増加すると予想している。