(本文第3段落目のゴールドマン・サックスのリポートの日付を「8日付」から「1日付」に訂正しました)
Nell Mackenzie
[ロンドン 9日 ロイター] - ヘッジファンドデータ会社ピボタルパスのデータによると、世界のヘッジファンドは2013年以来となる上半期最高のパフォーマンスを記録した。市場の価格変動が大きくなる中、へルスケア、ハイテク、エネルギー関連の取引がリターンを押し上げた。
特に1カ月で3.7%のリターンを記録した4月は、同月として過去最高のパフォーマンスだったという。
また、ゴールドマン・サックスの1日付(訂正)リポートによると、個別銘柄選択型ヘッジファンド(ストックピッカー)の先月のリターンは4%だった。ファンダメンタル分析を用いて企業の財務健全性を評価するこうしたヘッジファンドが4─6月期に18.4%のリターンを記録。これはゴールドマンの記録上、ストックピッカーにとって最も高いパフォーマンスとなる。年初来のリターンは17.4%と、わずかにこれを下回った。
ゴールドマンによると、投資拡大、ヘルスケア分野への賭け、モメンタム投資が功を奏した。
市場動向を分析して取引を決定するシステマティックモデルを採用するヘッジファンドは、月末に損失が発生したものの、6月は1.1%のプラスで着地した。ゴールドマンによると、このグループの年初来のリターンは11.3%となっている。
競合他社のパフォーマンスを追跡しているシステマティックファンドであるウィントンが発表したリポートによると、システマティックトレーダーにとっての損失は、米大手企業や中国企業を巡る変動の激しい取引に起因するものだった。
債券、特に長期米国債でのショートポジションがパフォーマンスを押し下げた。
トレンドフォロワーやCTA(commodity trading adviser)など、世界市場で多様な資産クラスを取引するヘッジファンドは、カナダドルや日本円で利益を上げた。しかし、ウィントンによると、豪ドル、英ポンド、ノルウェークローネでのより大きな損失がその利益を削った。