Yusuke Ogawa
[東京 9日 ロイター] - ファーストリテイリングは9日、2026年8月期の連結純利益予想(国際会計基準)を4800億円から5000億円に上方修正した。業績の上方修正は今期3度目。主力の「ユニクロ」の販売が国内外で伸長し、前年比増益率は従来見通しの10.9%から15.5%に拡大する。IBESがまとめたアナリスト17人の予想平均5015億円には届かなかった。
岡崎健最高財務責任者(CFO)は会見で、欧州を襲った厳しい熱波の影響について「暑さにより一部店舗で営業を休止したほか、消費者の購買意欲の低下がみられた。販売自体はある程度好調に推移しているが、本来はもっと売れていたかもしれない」と述べた。
歴史的な円安に伴う原価率の上昇懸念については「為替予約(ヘッジ)をしているとはいえ、状況は厳しくなっている。秋冬商品において限定的だが、一部品番は値上げをせざるを得ない」と話した。値上げ幅は、値上げしないものも含めた全体平均で4%弱を見込んでいるという。
同日発表した25年9月-26年5月期の連結純利益は前年同期比25.6%増の4260億円だった。売上収益は17.1%増の3兆0651億円、営業利益は36.2%増の6143億円だった。
事業別では、国内ユニクロ事業の売上収益は8.3%増、海外ユニクロ事業は25.9%増。ユニクロよりも割安な衣料品を扱うジーユー事業は3.7%増だった。