[東京 9日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4日ぶりに反発し、前営業日比1.38%(924円80銭)高の6万7743円85銭で取引を終えた。前日の米国株式市場で半導体関連株が堅調だった流れを引き継いで買いが優勢となった。一方、中東情勢への警戒がくすぶる中、景気敏感株の一角は軟調だった。あすに見込まれる上場投資信託(ETF)の分配金ねん出に伴う換金売りへの警戒感もあり、午後には伸び悩んだ。
日経平均は小高く反発してスタートし、一時2.44%(1628円84銭)高の6万8447円89銭に上値を伸ばした。アドバンテストや東京エレクトロンといったAI・半導体関連株がけん引した。
中国が米エヌビディア製のAI向け半導体「H200」について、国内の主要AI企業に限定的な購入を認める方針と伝わって米国市場で半導体株高となったことが好感された。メタ・プラットフォームズがカナダに大規模データセンターを建設するとの報道も関連株の支援材料になった。
米・イラン協議の先行き不透明感が残る中、原油価格の上昇基調が嫌気され、自動車やゴム製品が軟調だった。一方、影響が相対的に限定的とされるAI・半導体株に資金が集まりやすい側面も意識された。
日経平均は買い一巡後、伸び悩んだ。市場では「ETFの分配金ねん出に伴う売りがあすの大引けにかけて1兆円程度、想定されていることが警戒されたようだ」(フィリップ証券の増沢丈彦株式部トレーディング・ヘッド)との指摘が出ていた。円金利が上昇基調にあることも嫌気された。
TOPIXは0.35%高の4020.37ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.35%高の2073.66ポイントだった。プライム市場の売買代金は9兆6014億7100万円だった。東証33業種では、値上がりは電気機器や非鉄金属、精密機器など13業種、値下がりは空運や輸送用機器、ゴム製品など20業種だった。
キオクシアホールディングスやTDK、フジクラが大幅高だった一方、トヨタ自動車や横浜ゴムは軟調。この日決算を発表するファーストリテイリングは弱かった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が3日ぶり反発し、0.58%高の715.54ポイントだった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが585銘柄(37%)、値下がりは917銘柄(58%)、変わらずは56銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 67743.85 924.8 67046.37 67,008.89
─68,447.8
9
TOPIX 4020.37 13.94 3998.07 3,995.49─
4,035.46
プライム指数 2073.66 7.2 2062.03 2,062.03─
2,081.30
スタンダード指数 1629.75 4.05 1627.72 1,624.22─
1,632.34
グロース指数 922.62 3.9 917.86 914.96─92
6.25
グロース250指数 715.54 4.11 710.77 708.70─71
8.41
東証出来高(万株) 197705 東証売買代金(億円) 96014.71