Nikunj Ohri Sarita Chaganti Singh Jaspreet Kalra

[ニューデリー 8日 ロイター] - インド準備銀行(RBI、中央銀行)は暗号資産(仮想通貨)を「禁止する方向へ傾いている」と改めて表明した。またインド税務当局は海外の交換業者を通じた取引は追跡が困難だとし、暗号資産取引による課税逃れに警戒感を示した。ロイターが確認した政府文書で明らかになった。

インド政府は暗号資産を禁止したり規制したりする政策を決定していないが、政府文書により、主要規制当局の間では暗号資産を厳格に規制することが好ましいと考えられていることが判明した。

インドでは2018年以降、暗号資産は「グレイゾーン」として存在することが認められてきた。

だが政府文書では、暗号資産が明確な規則のない環境下で取引され続ける中、インドの主要規制当局は同国の金融の安定性に対するリスクが増大している状況を懸念していることが示された。

インドの財務省とRBIはロイターのコメント要請に返答しなかった。

政府文書によると、RBIはリスクの波及を抑えるため、銀行と金融機関は暗号資産および私的に発行されたステーブルコインの保有、取引、取得については禁止されるべきだと訴えた。

インドの銀行は現時点で暗号資産の取引を禁止されていないが、RBIからの再三にわたる警告を受け、暗号資産の取引を避けてきている。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。