[北京 8日 ロイター] - 中国乗用車協会(CPCA)が8日発表した6月の国内自動車販売は前年同月比23.4%減の162万台と、9カ月連続で減少した。5月の22.3%減に続く大幅なマイナスとなった。

自動車メーカーは低調な国内需要の影響を和らげるため、輸出市場へのシフトを強めている。6月の自動車輸出は82.1%増の88万2000台に急増した。

上半期の国内販売は20.4%減の880万台、輸出は70.6%増の428万台だった。

中国汽車工業協会(CAAM)によると、特に低価格車向けの政府補助金が削減されたことで、1-5月は価格が8万元(1万1776ドル)を下回るガソリン車と電動車の販売がそれぞれ34%、43%減少した。

一方で高級車部門は拡大している。蓋世汽車研究院の王顕斌副院長は、今年の新車販売の70%は古いガソリン車から先進機能を備えた新型車に買い替える購入者によるものだと述べた。

この傾向は蔚来汽車(NIO)など新興の中国高級車ブランドに恩恵をもたらしている一方、伝統的なドイツ車ブランドは苦戦していると指摘した。「中国の消費者はもはやドイツ製の品質やドイツ流の高級感に魅力を感じていない」と語った。

CPCAの崔東樹事務局長は「購買力のある人は上位車種への買い替えに前向きだが、可処分所得の少ない人は単に車を買わないという選択をするかもしれない」と述べた。

外資系ブランドが苦戦する中、米EV大手テスラは例外となっている。上半期の中国販売はおおむね安定して推移し、同社の「モデルY」は依然としてスポーツ用多目的車(SUV)の販売首位だった。

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