Yena Park Jihoon Lee
[ソウル 8日 ロイター] - 韓国ウォンが8日、対ドルで1500ウォンの節目を突破して5月29日以来の高値を付けた。半導体大手SKハイニックスの米上場に関連したドル売りが押し上げたと関係者は指摘する。
ウォンは1%上昇し、1ドル=1498.1ウォンを付けた。
関係筋は「SKハイニックスの米預託証券(ADR)発行に関連したフォワードの売りが出ている」と述べた。
SKハイニックスは6日、43兆ウォン(286億6000万ドル)の調達を想定する米国預託証券(ADR)発行手続きを開始した。これに関連したドル/ウォン取引が今月15日ごろに行われる見込みだと、 事情に詳しい関係者が7日、ロイターに述べていた。
SKハイニックスは、調達資金の少なくとも一部を韓国国内での新工場建設や半導体製造装置の購入に充てる予定。関係者によると、SKハイニックスがADR発行で調達したドル資金の一部を15日ごろまでに国内に移し一部をウォンに交換するという。
韓国財政経済省の高官は8日、ロイターに対し、SKハイニックスの米国でのADR発行が間近に迫っていることによるウォン需要を指摘し、ドル/ウォンの需給動向が下半期に変化するとの見通しを示した。
市場分析会社スペクトラ・マーケッツのブレント・ドネリー社長は、「為替トレーダーはタイミング、ヘッジ、スワップ、決済などについて議論するだろうが、第1のシグナルはドル売り/ウォン買いのイベントだということだ」と述べ、290億ドルのごく一部であっても、ドル/ウォン市場において重要なフローになるだろうと指摘した。