[東京 8日 ロイター] - 価格比較サイト「価格.com」などを運営するカカクコムの大株主である香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントは、LINEヤフーと米投資ファンドのベインキャピタルが実施を予定している株式公開買付け(TOB)に対し、保有するカカクコム株をすべて応募する契約を結んだと発表した。契約締結日は1日。オアシスが8日に関東財務局に提出した変更報告書で明らかになった。
オアシスはカカクコム株の19.52%を保有しており、変更前後で保有割合に変動はない。カカクコムを巡ってはスウェーデンの投資会社EQTが先行してTOBを実施しており、EQTが現在の買い付け価格を1%以上上回る提案をした場合は応募義務が消滅する。
EQTは5月に1株3000円でTOBを開始し、カカクコムは当初賛同・応募推奨を表明していたが、LINEヤフー・ベインが今月1日に最大1株3500円の対抗TOBを正式提案したことでカカクコムはEQTのTOBについての応募推奨を撤回していた。オアシスによる応募契約については、LINEヤフーが正式提案の際に言及していた。
LINEヤフー・ベインのTOBはカカクコムが賛同意見を表明することが条件。TOB開始時期は、各国競争法を含む許認可取得を前提に9月ごろを見込む。オアシスは、今後もカカクコムに対しコーポレートガバナンスの改善や企業価値・株主価値の向上を目的とした重要提案行為を行う可能性があるとしている。