カンヌ、ベルリン、ベネチア……映画ファンなら多くの人が知る世界的な映画祭だ。では「アヌシー」はどうだろう?
毎年6月、フランス東部で開催されるアニメーションに特化したこの映画祭の名前を知る人は多くない。しかし、過去10年余りでその名声は急速に高まり、今年アニメーション映画祭としては唯一、国際映画製作者連盟が選ぶトップクラスの映画祭である「Aランク」認定を受けた。
期間中は数百本もの映画上映や国際見本市、カンファレンスなどに世界中から人が集まる。今年は期間パス所有者だけで1万5600人、数万人規模の一般参加者も含めて過去最高の動員を更新する見込みだ。
何十年もの間、限られた関係者のイベントだったアヌシーが、2010年代以降に世界的イベントに変貌したのには理由がある。アニメーションが世界的な成長産業になったこと、映画祭主催者がこのトレンドに乗ってアヌシーを世界のアニメーションの中心にするという明確な目標を掲げたことだ。
その際に海外では「ANIME」と呼ばれる日本作品が大きな役割を果たした。それまでの映画祭では芸術性の高い作品が多かったが、ハリウッド映画や日本アニメを積極的に導入することで、世界のアニメーションを一望する、他の映画祭にはない多様性を実現した。
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