Lucy Craymer

[ウェリントン 8日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は8日、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を25ベーシスポイント(bp)引き上げて2.50%とした。景気回復が不安定な中でも再燃するインフレ圧力の抑制に動き、さらなる利上げが必要との見方も示した。

ロイター調査では、エコノミスト28人のうち22人が25bpの利上げを予想していた。

中銀は中東紛争に関連するエネルギー危機の影​​響がしばらく続き、中期的なインフレ見通しは「依然として不透明だ」と述べた。決定は全会一致だった。

声明で「インフレ率が依然として目標を上回り、経済活動が強まると予想される中、インフレ率を2%の目標中間値に戻すためには、金融緩和策をさらにある程度縮小することが必要となる可能性が高い」と述べた。

NZドルは0.3%高の1ドル=0.5692米ドル。2年物スワップ金利は6bp上昇して3.3841%、10年債利回りは9bp上昇して4.543%となった。市場は現在、10月の追加利上げをほぼ完全に織り込んでいる。

中銀は今後の政策金利決定について、今後発表される指標、価格設定動向、経済活動の勢いが中期的なインフレ圧力に及ぼす影響によって決まると述べた。

「エネルギー価格高騰に伴う持続的なインフレ圧力に各中銀が対応を迫られる可能性があるため、市場では世界の政策金利が(中東)紛争前の水準を上回ると予想されている」とした。

キャピタル・エコノミクスのアジア担当シニアエコノミスト、アビジット・スーリヤ氏は、政策金利が来年3.25%まで段階的に引き上げられるとの見方を示した。「全体として金融政策委員会(MPC)の慎重な姿勢は、中銀が今後ほぼ1回おきの会合で利上げを実施するというわれわれの見方と合致している」と述べた。

<インフレ緩和へ>

声明によると、前年比インフレ率は2026年第2・四半期に3.9%でピークに達した後、第3・四半期には3.3%に低下すると見込まれている。27年には2%近くまで和らぐと予想されている。

5月時点では、第3・四半期に4.3%のピークに達した後、27年半ばには2%の目標中間値に戻ると予測していた。

今回の下方修正について、声明は「主に石油価格の下落による直接的な価格影響が小さくなったこと、および他の消費者物価への波及効果が弱まったことを反映している」と説明した。

議事要旨によると、委員会は今後の会合でさらなる利上げが行われる可能性が高いものの、そのタイミングについては極めて不確実との見解で一致した。

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