Kinda Makieh
[ダマスカス 7日 ロイター] - フランスのマクロン大統領が訪問しているシリアの首都ダマスカスで7日、爆弾2個が爆発した。場所は、マクロン氏が滞在したホテルの近くだったが、仏大統領府はマクロン氏は爆発音を聞いておらず、その後まもなくシリアのシャラア暫定大統領と会談したと説明した。
爆発が起きたのは、シリア観光省と国立博物館に挟まれた人通りの多い地域の「フォーシーズンズ」ホテルのそば。同行筋やシリア治安筋によると、マクロン氏は、このホテルに宿泊し、7日午前に市民団体のグループと面会していた。
シリア国営通信は、爆発により18人が負傷したと報じた。
ロイターの映像には、爆発前にマクロン氏の車列が幹線道路に沿って大統領府へ向かう様子が収められていた。その後の写真には、同氏がシャラア氏の横に立ち、他のシリア政府当局者や軍高官と面会する姿が写っていた。
2024年12月のアサド政権崩壊後、欧州連合(EU)首脳として初めてシリアを訪問したマクロン氏はXにシリア訪問を続けると投稿。「完全に主権を持つ安全なシリアで暮らしたいというシリア人の願望を損なうことは何一つできない」とし、「今朝、多様性に満ちたシリアの人々と出会い、尊厳と勇気、決意を目にした」とした。
<ごみ箱から炎と煙>
最初の爆発は、マクロン氏の車列が大統領府に向けて出発した直後に発生。2度目の爆発は、約20人が集まっていた現場に停車していた救急車のすぐ横で起きた。
シリア内務省によると、爆弾は、マクロン氏の宿泊先周辺の規制区域の外側の路肩に駐車された車の中とごみ箱に1発ずつ仕掛けられていた。治安部隊が爆弾を発見し、解体する準備を進めていたところ爆発した。爆発物は粗末な作りだったという。
爆発後、道路は封鎖され、治安部隊が実行犯特定に向けた捜索を開始した。今のところ、犯行声明は出ていない。
ダマスカスでは先週もカフェで爆発があり、9人が死亡、20人が負傷した。