Maria Martinez
[7日 ロイター] - 独連邦統計庁が7日発表した5月の鉱工業生産指数は前月比0.9%上昇した。自動車生産の大幅増を背景に予想を上回る伸びとなった。
ロイターがまとめたアナリスト予想は0.2%の上昇だった。
コメルツバンクのシニアエコノミスト、ラルフ・ゾルベーン氏は、イラン戦争に伴うエネルギー価格の大幅上昇や不確実性の高まりにもかかわらず、これまでに発表された指標は独経済が第2・四半期にマイナス成長を回避したとの期待を持たせるものだと述べた。
自動車部門の生産は前月比3.6%拡大した。
しかしキャピタル・エコノミクスの欧州担当チーフエコノミスト、アンドルー・ケニンガム氏は、自動車部門が直面する課題を踏まえると、この伸びが持続する可能性は低いとの見方を示した。
変動の小さい直近3カ月と前の3カ月との比較では、3─5月の鉱工業生産は前の3カ月を0.1%上回った。
4月の生産指数は前月比0.2%上昇と、速報値の0.4%上昇から下方修正された。
INGのグローバル・マクロ責任者カルステン・ブジェスキ氏は、中東での戦争やエネルギー価格の高騰にもかかわらず鉱工業生産は底堅さを示しているとし、生産は4─5月に減少するどころか実際には増加していると指摘した。
ブジェスキ氏は、今回の鉱工業生産、政府が先週発表した改革案、現在進められているインフラと防衛向けの財政刺激策により、ドイツの成長見通しはより楽観的になっていると述べた。「ここ数週間の動きは総じて久々に楽観の兆しを示すものとなった」と語った。