[7日 ロイター] - 英金融大手HSBCはリスクの高いプライベートクレジット融資から撤退している。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が7日に報じた。
同セクターでは大型の破綻が相次ぎ、与信基準への疑念が高まる中、銀行の間でエクスポージャーを抑制する動きが出ている。
同紙によると、HSBCはリスクに見合う十分なリターンが得られないプライベートクレジット・ファンドへの融資を停止する方針を決定し、一部の顧客に対し、融資枠を更新しないと伝えた。代わりに、よりリスクの低いプライベートクレジット・ファンドに注力する方針だという。
HSBCはロイターのコメント要請に対し「われわれはプライベートクレジット市場のあらゆる段階を網羅するサービス体制を構築しており、強固な中央管理のもと、シームレスなプロセスを提供している。成長の可能性が最も高く、われわれの戦略に沿った地域において、最重要顧客向けの取引をグローバルに支援することに注力している」と回答した。
プライベートクレジット融資へのエクスポージャーは、欧州最大の銀行であるHSBCを悩ませており、同分野を巡る懸念が高まっている。HSBCは5月、英住宅ローン会社マーケット・フィナンシャル・ソリューションズの破綻に関連して4億ドルの損失を計上した。