ナイキは10年後も「スニーカーの王者」でいられるか

最近のスニーカー着用はもはや「ブーム」というものではなく「定着化した」というのが正しいように思います。最近特に感じるのが、国内で最大の人口規模を誇る高齢者層のほとんどが日常的にスニーカーを履いていることです。クッション性の高さや軽量感を考えるとスニーカーが足腰の弱ったお年寄りたちの支持を集めるのは極めて当然といえるでしょう。

今注目のオン、ホカ、アシックスのランニング用スニーカーを履いているお年寄りも珍しくなく、先日はシルバー人材センターでオンのスニーカーを履いて作業している人を見かけました。それほどにスニーカーは一過性・短期的なブームではなく、「定着化」したといえます。本稿ではわかりやすく「スニーカーブーム」と表現しましたが、これをいまだに「ブーム」として論じるのは人々の生活スタイルの変化を見極められていないのではないかと思えます。

今後、スニーカーは老若男女を問わずマス層の必需品として君臨し続けることになるでしょう。5年後、10年後にナイキが同じく絶対王者として君臨しているのか、はたまた別のブランドが新たなトップの座に就いているのか注目したいと思います。

南 充浩(ライター)

※当記事は「PRESIDENT Online」からの転載記事です。元記事はこちら
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