[ワシントン 6日 ロイター] - 米上場企業に四半期ごとではなく半年ごとの決算報告を認める米証券取引委員会(SEC)の提案について、6日に締め切られたパブリックコメントで投資業界から現在の四半期報告義務を維持するよう求める声が寄せられた。

SECはトランプ大統領の要請で5月、四半期報告義務の撤廃を提案し、利点として企業幹部の短期志向を防ぐとともに、会計や法令順守のコスト低減につながることを挙げていた。

しかし投資家は、投資決定を行う上での決算報告の必要性は、企業の負担軽減で得られる恩恵を上回ると主張した。

ミューチュアルファンドと上場投資信託(ETF)のロビー団体である投資企業協会(ICI)は6日に提出した意見書で、会員企業14社(運用資産総額6兆1000億ドル)に調査したところ、62%が四半期報告は「非常に」重要、29%は「やや重要」と回答したと指摘した。

調査の回答者らは、四半期決算短信や、企業の財務状況および経営成績に関する経営陣の議論を特に重要視しているという。

ヘッジファンドなどの資産運用会社を代表するマネージド・ファンド協会(MFA)も同様に、SECに提案の撤回を求めた。

6日より前に提出されていたカリフォルニア州公務員退職年金基金(CalPERS)と米会計学会(AAA)による意見書も提案に反対の立場。AAAは、報告が半年ごとになれば会計上の問題が長期間にわたって発覚しなくなる可能性があると指摘した。

一方JPモルガン・チェースやナスダックは提案を歓迎し、企業がより長期的な視点を持つようになるなどの点から資本市場の活性化にもつながると主張した。 

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