Marcela Ayres Bernardo Caram
[ブラジリア 29日 ロイター] - ブラジル政府は29日、債務を抱える非正規労働者を対象に、現行よりも低い金利の融資に借り換えられるように連邦政府が保証する制度を発表した。家計の金利負担を軽減することが狙いだ。
ルラ大統領が10月の大統領選で再選を目指す中、政府は財政支出措置を積極的に打ち出している。一方、エコノミストらはこうした財政運営について、中央銀行がインフレ率を目標の3%に抑えるために引き締め的な金融政策を続けているのに逆行し、需要を過度に刺激するリスクがあると批判している。
モレッティ企画相は政府がこのプログラムのために30億レアルを支出するものの、基礎的財政収支には影響がでないと主張した。
対象は返済の延滞がないか、延滞期間が90日以内の非正規労働者となり、政府は金融機関1社当たり最大で1万5000レアル(約2900ドル)の借り換えへの保証を提供する。借り換え後の金利の上限は月1.99%に設定され、返済期間の延長も可能となる。
政府は5月上旬、融資の返済延滞者向けの救済制度を公表。収入が最低賃金の5倍以内の労働者を対象とし、2023年に導入された最低賃金の2倍以内だった最初の制度の対象を広げた。
他にもアプリを活用した配達サービスの配達員向けにトラックや自動車、オートバイの購入の融資を補助する制度なども打ち出している。