Marcela Ayres
[ブラジリア 29日 ロイター] - ブラジル財務省国庫庁のダニエル・レアル長官は29日、今年の政府支出は国内総生産(GDP)に対する比率が19%程度に低下するとの見通しを示した。
財務省が29日発表した統計によると、政府支出のGDPに対する比率は昨年半ば以降、着実に上昇しており、今年5月までの12カ月間では19.6%となった。
こうした中で、10月の大統領選で再選を目指すルラ大統領が打ち出した経済対策を巡ってエコノミストは懸念を表明していた。
ただレアル氏は「今年下半期の基調から、GDPに対する総支出の比率は約19%に下がり、多分19%をわずかに下回る水準になる」と述べた。
同氏は、財政政策はここ数年にわたって景気を刺激する度合いが減少してきたと主張した。
ブラジル中央銀行が発表した5月の基礎的財政収支赤字は前年同月比26.3%増加した。支出の増加、特に年金支出が赤字を押し上げた。
5月の赤字は532億5700万レアル(103億1000万ドル)となり、ロイター調査の530億レアルに沿った水準だった。
5月までの12カ月間の赤字は1423億レアル(対GDP比1.06%)。政府は基礎的財政収支黒字の目標をGDPの0.25%に設定している。
財務省によると、歳出は実質ベースで9.4%増え、伸びは正味の歳入の5.5%増を上回った。