Kanishka Singh

[ワシントン 29日 ロイター] - 米ホワイトハウスは29日、トランプ大統領がモロッコ産リン酸肥料に対する特定の関税の一時停止を承認したと発表した。イラン戦争による肥料不足に農家が直面していることに伴う措置。

トランプ氏はホワイトハウスが公表した布告で「リン酸肥料と肥料原料の世界的なサプライチェーンは米国への輸入を含め、ここ数カ月、肥料生産地域での紛争や主要な肥料生産国による貿易措置などによって混乱してきた」と指摘。現状では米国のリン酸肥料の生産量は、輸出分を差し引くと国内の食料生産を支えるには不十分だと述べた。

トランプ政権は国内の肥料製造能力を拡大するため民間部門と取り組んでいるが、供給が実質的に増加するには時間がかかるとした上で、モロッコなどの生産者は現時点で支障なく米国にリン酸肥料を供給できるとした。

トランプ氏は布告の中で緊急事態を宣言し、モロッコ産リン酸肥料に関連する一部の反ダンピング関税および相殺関税について、8カ月間または緊急事態が終了するまでのいずれか早い時点まで一時的に停止することを認めた。

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