[北京 25日 ロイター] - 中国の最高監査機関である審計署は大手国有金融機関について、一部が税金逃れを行ったり、融資審査がずさんだったりしていると指摘した。

23日に発表した年次活動報告書によると、中国銀行は私募ファンドを公募ファンドに偽装して免税措置を申請し、23億7000万元(3億4836万ドル)の税金を逃れていた。

同行は2023年4月から25年8月にかけて、2つの子会社を利用し、銀行従業員に1人当たりわずか1元ずつ出資させることで投資家リストを水増し。11の私募ファンドを公募ファンドとして提示し、公募ファンドに対する免税措置を悪用していたという。

長期化する不動産不況を受けて地方政府が深刻な歳入不足に直面する中、中央政府は企業と高所得者の双方を対象とした税務執行を強化している。

また、報告書によると、中国農業銀行は21年12月から25年8月にかけて、融資前の審査が不十分だったため規定に準拠していない農地プロジェクトに対し110億7000万元(16億3000万ドル)の融資を不適切に実行し、その資金の一部は資産運用商品や債務返済に流用されていた。

中国銀行、中国農業銀行からはコメントを得られていない。

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