• 近縁種より目に見えて短い口先
  • 第1背びれと背びれのとげの高さ(形態学的に重要な特徴)
  • 背びれ間の間隔の広さ(他種と違う特徴)
  • 尾部の突起(尾の部分にある小さな骨状の構造)の少なさ

形態上の違いは遺伝子検査でも確認された。DNA配列を調べたところ、テングギンザメ属の別の種との間に3.9~4.7%の差異があることが判明。これは新種と定義する基準を大きく上回っていた。

これでコスタリカ沖の深海で見つかった新種がまた1つ増えたことになり、大陸棚の外側の太平洋について、まだ分かっていないことがどれほど多いかを再認識させている。研究チームによると、この海域の生態系については地域内でも特に調査が進んでいないという。

何十年にもわたって分類が誤っていた可能性のある新種の特定には、新技術、特に遺伝子解析が助けになった。

「Rhinochimaera costaricana」という種名は、確認された標本が全てコスタリカで採集されたことにちなむ。

今回の発見は、この海域の深海探査の転換点になるかもしれない。

研究チームによると、コスタリカ沖の太平洋深海には、ほかにもまだ未確認の種が多数生息している可能性が大きい。漁業や気候変動の影響で深海の環境が変化する中、こうした生態系について理解を深め、保護するためには、遺伝子解析を組み合わせた継続的な探査が不可欠とされる。

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