スパイ網はアフリカやロシアにも

中国は、アメリカと民主主義諸国が国内の結束を強めるうえで苦闘していると考えている。とりわけ、ドナルド・トランプ米大統領の物議を醸す指導力が、従来の西側同盟に亀裂を生んでいることが、中国にとって影響力を拡大するチャンスだと思っているようだ。

しかし、他にも要因はある。頼は、低迷する中国経済への懸念や、中国による最先端技術への国際的なアクセスを制限しようとする動きなどを要因として挙げた。

中国は、対米競争は科学技術力によって決着すると考えており、実際、習近平を含む中国共産党指導部は公の場でそう述べている。

頼は「中国がスパイ活動を増やしているのは間違いない。経済が悪化し、以前のように都合よく技術を入手できなくなっているからだ」と指摘した。

他の専門家も同様の見方を示している。

米ジェームズタウン財団の非常勤フェローのマシュー・ブラジルは「習近平の攻撃的な外交政策の下で、中国の治安機関にはますます重いノルマが課されている」と述べた。

「中国はスパイ活動を強化している。当然、発覚する事案も増えることになる」

中国のスパイ活動は世界規模で展開されており、アフリカやロシアでも活発に行われている。ただし、その実態についてはほとんど知られていない。

中国でのスパイ活動を直接経験した匿名の専門家は、「中国には資源がある。中国は世界中に利害関係を持っているではないか。世界的な超大国には、世界規模のネットワークが必要だ」と述べている。

中国のスパイが活動する場所を見極める方法
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