Hiroko Hamada

[東京 19日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続伸し、前営業日比261円18銭高の7万1314円67銭となった。前日の米半導体株高を好感する形で、東京市場でも関連銘柄の一角が堅調に推移し、相場を押し上げた。日経平均は一時7万2000円近くまで値上がりし、取引時間中の最高値を更新。ただ、その後は足元の急上昇の反動で利益確定売りも出て、伸び悩んだ。

・日経平均は前営業日比497円高でスタートした後、上げ幅を拡大し前場序盤に899円高の7万1952円99銭まで上昇。前引けにかけては小幅高でもみ合った。

・前日に業績予想の上方修正を発表したフジクラはストップ高買い気配。電線株が大幅上昇。AI(人工知能)・半導体関連の一角も堅調で、指数を押し上げた。

・日銀の氷見野良三副総裁の発言が伝わり、「日銀の利上げ継続姿勢が確認され、国内金利が上昇したことも株価の重しになった」(国内証券・ストラテジスト)との見方も。

・TOPIXは0.32%安の4055.07ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は6兆0364億7300万円。

・東証33業種では、非鉄金属、ガラス・土石製品、石油・石炭製品など11業種が値上がり。医薬品、銀行、精密機器など22業種は値下がりした。

・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが751銘柄(48%)、値下がりは766銘柄(49%)、変わらずは44銘柄(2%)。

・個別では、キオクシアホールディングスが6%超高となり、初の10万円台に乗せた。アドバンテスト、ソフトバンクグループも高い。一方、東京エレクトロンやイビデンなどは値下がり。

<T&Dアセットマネジメント チーフ・ストラテジスト兼ファンドマネージャー 浪岡宏氏>

「フジクラの想定外の業績上方修正で電線株が大幅高となっているが、物色の偏りや濃淡がかなり目立ってきている」

「AIの普及により他のセクターにも業績面などでプラスの効果が出てくるとみており、目先は物色の裾野が広がるのではないか」

「一方、特に米国では先々の金利上昇も予想され、株式市場の重しになることも予想される。引き続き金利動向には注意が必要だとみている」

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