Anuja Bharat Mistry
[18日 ロイター] - 米スーパー大手クローガーは19日、2026会計年度(26年2月―27年1月)通期決算について、燃料を除く既存店売上高が1―2%増、1株当たり利益が5.10―5.30ドルになるとの見通しを据え置いた。ただ、年度下半期にかけてインフレ圧力が高まって消費に悪影響を与える可能性があると警告し、株価は8%超下落して引けた。
同時発表した第1・四半期(26年2―4月)の売上高は461億2000万ドルで、予想の454億7000万ドルを上回った。
売上高総利益率は22.7%となり、前年同期の23%から低下。四半期調整後利益は1株当たり1.58ドルで、LSEGがまとめた市場予想の1.59ドルを下回った。
来店客数を増やすためにプライベートブランド(PB)商品と販促活動、新規出店、デジタル機能への投資を続けてきた一方、燃料や輸送などの費用増加が利益率を圧迫した。
今年2月に就任したグレッグ・フォラン最高経営責任者(CEO)は「顧客は支出をより慎重に検討しており、時には当社を厳選して利用している」とし、内食売上高の成長率は前四半期から約100ベーシスポイント(bp)縮小したことを明らかにした。
ウォルマートやコストコ・ホールセールといった食品をより割安に販売している競合他社から市場シェアを奪回するため、クローガーは商品数千点の値下げを計画している。実現のために直接輸入や、テクノロジーの活用によるコスト削減で賄う見通しだ。
CFRAリサーチのアナリスト、アルン・スンダラム氏は「価格競争が激化しているのは、クローガーのような企業がシェアを守り、来店客数を増やすためにより価格を重視していることが要因となっている」と指摘した。