[18日 ロイター] - 米国株式市場は反発して取引を終えた。半導体株が相場を押し上げたほか、米国とイランが戦闘終結に向けた覚書に署名し、インフレ懸念が後退したことも支援材料となった。

フィラデルフィア半導体指数は6.4%高と、他のセクターを大きくアウトパフォームした。インテル株が史上最高値まで急伸し、10.6%高で取引を終えたことが背景にある。

トランプ米大統領は18日、交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、アップルがインテルと連携し、米国内で半導体を設計・製造することで合意したと明らかにした。

米国とイランが停戦を60日間延長する覚書に署名したことを受け、取引序盤には原油価格が3月上旬以来の安値を付けた。紛争開始以降、石油・ガスや肥料などの輸送に混乱が生じていたホルムズ海峡では、再び船舶が通過し始めた。

前日は米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長がインフレ抑制の必要性を強調し、他の当局者も金利見通しで年内の利上げを予想したことを受け、主要株価3指数が大きく下落していた。

シグネチャーFDのトニー・ウェルチ最高投資責任者は「市場は昨日、ウォーシュ氏が実質的にインフレ抑制を約束したことに動揺した」としつつ、原油価格の軟化や、最近の堅調な企業業績と経済指標に言及。「全体として、FRBの姿勢がややタカ派的になったかどうかにかかわらず、一連のデータは依然として相場を支援するものだ」と述べた。

S&P総合500種の主要11セクターでは情報技術が上げを主導したほか、一般消費財も好調だった。

燃料価格の下落見通しを背景にクルーズ船運航会社や航空会社の株価が上昇し、旅行セクターが消費関連株をけん引した。

小型株のラッセル2000指数は2%上昇し、終値での最高値を更新した。

S&P500ソフトウエア・サービスセクターは0.7%安。一時は2カ月超ぶりの安値を付けた。年間売上高見通しの上限を引き下げたアクセンチュアが18%急落したことを受け、売り圧力にさらされた。コグニザント・テクノロジー・ソリューションズ、ガートナー、IBMは4.5─10.5%下落した。

食料品小売大手のクローガーは8.4%安。第1・四半期の利益が予想を下回り、通期見通しを据え置いたことを受けた。

スペースXは続落し、3.6%安となった。

米取引所の合算出来高は335億9000万株。直近20営業日の平均は218億3000万株。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.72対1の比率で上回った。ナスダックでも1.77対1で値上がり銘柄が多かった。

19日は奴隷解放記念日(ジューンティーンス)の祝日で休場となる。S&P500は週間で0.93%上昇。ナスダックは2.43%、ダウ工業株30種は0.71%、それぞれ上昇した。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 51564.70 +72.15 +0.14 51571.85 51949.26 51554.53

前営業日終値 51492.55

ナスダック総合 26517.93 +496.28 +1.91 26410.62 26559.74 26188.69

前営業日終値 26021.66

S&P総合500種 7500.58 +80.48 +1.08 7487.36 7511.07 7468.32

前営業日終値 7420.10

ダウ輸送株20種 21637.89 +103.36 +0.48

ダウ公共株15種 1120.43 +6.31 +0.57

フィラデルフィア半導 14341.78 +864.71 +6.42

VIX指数 16.40 -2.04 -11.06

S&P一般消費財 1907.81 +33.03 +1.76

S&P素材 647.38 -2.45 -0.38

S&P工業 1527.80 +10.87 +0.72

S&P主要消費財 926.99 -5.30 -0.57

S&P金融 888.84 -8.13 -0.91

S&P不動産 277.11 -0.78 -0.28

S&Pエネルギー 815.24 -14.37 -1.73

S&Pヘルスケア 1736.39 -14.94 -0.85

S&P通信サービス 469.92 +5.25 +1.13

S&P情報技術 6880.84 +179.33 +2.68

S&P公益事業 452.20 +2.95 +0.66

NYSE出来高 41.24億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 72135 + 895 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 72070 + 830 大阪比

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