David Milliken Suban Abdulla
[ロンドン 18日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が18日発表した2─4月の賃金上昇率(ボーナスを除く)は前年同期比3.4%で、伸び率は1─3月と変わらず、市場予想の3.2%を上回った。
失業率は5.0%から4.9%へと予想(5.0%)に反して低下。労働市場が比較的堅調な状態にあることが示された。
税務当局の数値に基づく別のONSデータによると、5月の給与所得者数は2000人増加。このデータは大幅な修正が行われることが多く、4月は速報値の10万人減から5万3000人減へと修正された。
3─5月の求人数は1万9000件減の70万7000件となり、2021年序盤以来の低水準となった。
資産運用会社アバディーンの副チーフエコノミスト、ルーク・バーソロミュー氏は「賃金上昇率が予想よりやや強かったという事実は中央銀行のタカ派の関心を確実に引くだろう。しかし、英中銀が昨夜の米連邦準備理事会(FRB)と同様にタカ派的なメッセージを発するとは考えにくい」と述べた。
2─4月の総賃金上昇率は4.4%となり、予想の4.0%を上回ったものの、これは金融サービス部門での賞与の増加や、一部の医療従事者で年次昇給の時期が早まったことを受けたもの。
英中銀が注視している、ボーナスを除く民間部門の賃金上昇率は2.9%と、1─3月の3.1%から鈍化し、20年後半以来の低水準となった。